歯周病の位相差顕微鏡検査とは

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歯周内科治療においてまずは、歯周病の原因となる細菌・真菌・原虫などがお口の中にいるかどうかを調べることが非常に重要となります。

そこで最初に必要なのが位相差顕微鏡検査です。

歯周病の原因となる菌などは空気の届かない歯周ポケットの中などが好きで、ここにあるプラーク(汚れ)を少量採取し、顕微鏡で確認します。

もし、位相差顕微鏡で歯周病原因菌が確認され、歯周内科治療を希望される場合は、その種類と数までわかるリアルタイムPCR検査が必要となります。

位相差顕微鏡で見える菌は

カンジダアルビカンス(カビ菌)

スピロヘータ(歯周病菌)

口腔トリコモナス(原虫)

歯肉アメーバ(原虫)

これが 位相差顕微鏡画像です。

歯周病原因菌(スピロヘータ)が確認できました。

実際には動画で確認できます。

歯周病原因菌と同じ位問題なのがカビ菌です。

カビ菌は口腔内常在菌といって、お口の中に必ず住み着いている菌です。

徹底的にやっつけても、空気中や食べ物や手の指などから再びお口に戻ってきます。

全滅させることは不可能なのです。

ですから毎日の歯磨きと歯科医院における定期的なプロフェッショナルクリーニング

が大切です。カビ菌が増えすぎると歯茎が腫れるなど、悪い影響が出てきます。

また、カビ菌は歯周病菌の快適な住みかにもなりますので歯周病菌が再感染しやすくなります。

定期的に歯科医院に通って、歯周病菌が再感染してないか、カビ菌が増えすぎていないか顕微鏡で確認し、カビ菌が増えすぎないように専用の器具を用いてクリーニングを行う必要があります。

 

 

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