歯科でのレーザー治療ってどんなもの?

歯科の治療で使われるレーザーにはいくつかあり
主なところでは以下の種類があります。

◼︎Nd:YAGレーザー
◼︎CO2レーザー
◼︎Er:YAGレーザー

3つの違いは、Nd:YAGは組織の中に作用し
CO2とEr:YAGは組織の表面に作用するものです。
当医院ではNd:YAGレーザーを使用しており
以下のような治療を行います。

歯周病
病的な歯周ポケットがある場合には
ポケットの中にレーザーを当て、殺菌・歯石除去・
根面処理・知覚過敏抑制などの効果を期待します。
深いポケットの中には歯周病菌が多くいますが
レーザーを当てることで殺菌効果が期待されます。

また、長い期間付着し硬くなった歯石も
レーザーを当てると簡単に取ることができます。
そしてポケットが深いと、
根の先の方まで水などが入りやすくなり
しみるなどの過敏症状が起こることがありますが
それを抑える効果もあります。
ご自身の歯だけでなく
インプラントに起こる歯周病の治療にも使用します。

根の治療
歯の根の中に菌が入り、膿んでしまった場合などに
根の中や外からレーザーを当て、殺菌します。

口内炎
アフタ性口内炎の表面にレーザーを当てると
表面に硬い膜ができ、すぐに痛みが取れます。

歯質強化
生えて間もない永久歯は表面が弱く
虫歯になりやすいのでフッ素やシーラント処置
などと一緒にレーザーを当てることで
歯の表面を強化することができます。

メラニン色素沈着の除去
色素沈着での歯肉の表面の黒ずみを改善するには
薬剤での除去や歯肉の切除を行なっていましたが
今では、レーザーを使って
治療することが主流になって来ています。

ホワイトニング
ホームホワイトニングで効果が十分に得られない部分に
レーザーを使ってオフィスホワイトニングをすることで
綺麗にすることができます。

疼痛緩和効果
針での麻酔の前に歯肉にレーザーを当てることで
針が入る時の痛みを抑えることができます。
他にも、象牙質知覚過敏での疼痛抑制や矯正治療時
顎関節症痛みの軽減などにも使用します。

歯肉の切除
メスなどで歯肉を切るより、レーザーを使用すると
歯肉の治りが早くなります。

コメントを残す